今回は「海で輝くPADI女性インストラクター紹介」第9弾!

 今回の第9弾は、沖縄県名護市「ダイブセブンシーズ沖縄」のスタッフの田口 紗希さん(PADI IDC staffインストラクター)を紹介します。不動産デベロッパーの営業職だった紗希さんはある日海外に行くことを決意、退職後オーストラリアで英語とスクーバダイビングを学んだインターナショナルなPADI女性インストラクターです!

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① ダイビング業界で働く動機、きっかけは?

海外に住んでみたいという夢をかなえるために、26歳の時に勤めていた会社を退職、オーストラリアに渡りました。

目標は2つ、「英語が話せるようになること」と、ダイビングが盛んなオーストラリアで「ダイビングのプロ資格を取ること」でした。

その当時は、プロコースを受けることでスキルアップができれば・・・位の程度に考えていたのですが、せっかく取った資格なのだから、使わないともったいない!そう思って、そのままオーストラリアでダイビングインストラクターとして働き始めました。

すると、ダイビングの指導やガイドの奥深さ、難しさに今までの自信をぽっきりとへし折られました(笑)

ですが、もともと難しいことにこそ挑戦したいと思うタイプなので、それでインストラクターの仕事にどんどんのめりこんでいきました。

外国人のお客様と2

(外国人のお客様と)

② ダイビング以外の好きなこと、趣味は?

本ですね!

私が住んでいるのは、沖縄の名護市というところなのですが、車で5~10分くらいのところにいい感じのビーチや森があるので、天気がよくて風が気持ちいい日は、外で本を読むのがマイブームです。

自然の中で読むことで集中力も高まって、めちゃくちゃ気持ちいいですよ!

身近なところに自然がすぐあるのが、名護の好きなところです。

外国人インターシップ生のDM講習

(外国人インターンシップ生のダイブマスター講習)

③ インストラクターとしての喜びや目標・夢

「ダイビングって面白いよね!すごいよね!」という、私が伝えたいことがお客様にも伝わった、共感できたと思える瞬間が、すごく楽しいです。

ただ幸いにも、沖縄の海は透明度がよくてサンゴや生き物もすばらしいですし、PADIの教育システムがしっかりしているので、多分普通に案内すれば海の驚きや感動は伝わると思うんです。

だからこそ、「どう」伝えるかが大事だと思っています。

どんな順番で、どんな話し方で、どんな例えで・・・

伝える内容は同じでも、表現の仕方は十人十色。

ダイビングインストラクターの仕事に終わりも極みもないのは、そういうところだと思います。

自分の表現を通じて、お客様が楽しんでくれた、喜んでくれた、笑顔になってくれた。

これを実感できる瞬間が、私にとってのやりがいです。

外国人のお客様と

(外国人のお客様と♪)

日本語だけではなく、英語でも表現ができるようになり、伝えられる人に広がりが持てたのは、オーストラリアに行くと決意したおかげですね!

外国人の方は、ダイビングスタイルや好みも日本人と異なることも多いのですが、海外のやり方をただ真似するのではなく、小さな生き物や生態も紹介する、いわゆる「日本人らしいガイド」をミックスした形で紹介してみると、意外とこれが好評だったり!

水中ガイド中

(水中ガイド中♪)

魚の英名は、特徴をよく捉えていて覚えやすいし、面白いですよ。

たとえば・・・ブダイは口がオウムに似ているから「Parrotfish(パロットフィッシュ)」、

ヘラヤガラは形がトランペットみたいだから「Trumpetfish(トランペットフィッシュ)」などなど。

最近の悩みは、ウミウシの英名がないので説明が難しいこと。

ラテン語の学名しかないんですよね。

でも、日本では種類ごとにちゃんと名前がついているので、由来や意味を翻訳して伝えることもあります。

日本人のネーミングセンスを、世界の人に知ってもらいたくて(笑)

英語でオープンウォーターやアドバンスの講習をするときも、色んな海の楽しみ方、見方があることを知ってもらえると嬉しいなと思って、潜っています。

これからも知識や表現方法に磨きをかけて、沖縄の海の魅力を世界に発信していきたいです!

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(外国人の生徒さんと講習♪)

④ これからPADI女性インストラクターを目指している方へアドバイス

ダイビングインストラクターは、男性の仕事と思われがちです。

実際タンクは重いし(笑)、長時間の仕事になることもあるので、体力がないとちょっと辛いと思うかもしれません。

でも、「人の喜ぶ瞬間に立会いたい」「それが自分の好きなダイビングなら最高!」と考える方には、是非がんばってほしいです!

働き方も様々。女性ならではの事情で、離れないといけないこともあるかもしれませんが、一度きりの人生なんですし、「どうせ続けられないかも・・・」なんて思わず冒険してみるのもいいんじゃないでしょうか?^^

私はプロコースの受講中にも、ちょっと挫折しかけたことがあるんです。でもその時、先輩に、「インストラクターの喜びは、なってみないと分からないよ」と言われててインストラクターになって、こうして大好きなダイビングを仕事にすることが出来ました。

その言葉を信じて、本当に良かったと思っています。

もちろん大変なこともあるけれど・・・ダイビングインストラクター、楽しいですよ!!!

ホームグラウンド水納島をバックに

田口 紗希さん ありがとうございました!

海で輝くPADI女性インストラクター紹介 <第9弾> いかがでしたか?

インバウンドでたくさんの外国人ダイバーが訪れる「沖縄」の海の素晴らしさをたくさん伝えるダイビング女性インストラクターとして、これからも末永く、元気で明るく、魅力的なPADI女性インストラクターとして楽しくお仕事を続けてください!

これからの益々のご活躍を期待したいと思います!

 

WomanDiveDay2018

ダイビングを楽しむ女性の皆さんを応援するこの企画、PADIでは、「海で輝くPADI女性インストラクター紹介」をPADIのSNSやプロブログで継続して紹介情報を発信していきます。

 

PADI女性インストラクターのみなさま、自薦・他薦は問いませんので、ぜひPADIスタッフへ声をかけてください。(すべて掲載されるわけではありません)

 

※下に広告が表示されることがありますが、PADIが意図して入れているものではありませんので、アクセスにはご注意ください。


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